「行きたい」を、あきらめなくていいように。|小児がんと向き合う子どもたちと過ごした一日
- 5 日前
- 読了時間: 6分
更新日:8 時間前

子どもたちの未来を、お客様とともに、ポイント寄付やコラボ商品のご購入を通じて応援する「ORBIS ペンギンリング プロジェクト」。
この夏、パートナー団体であるジャパンハートが取り組む「スマイルスマイルプロジェクト」とともに、小児がんと向き合うお子さまとご家族をキッザニア東京にご招待するイベントを開催しました。
オルビスからは、社員12名もボランティアとして参加。子どもたちやご家族と過ごす中で見えてきた、寄付の先にある時間をお届けします
「行きたい」を、あきらめなくていいように
家族で旅行に行く。好きな場所へ遊びに行く。
一見すると、ごく日常的なことに思えるかもしれません。
けれど、小児がんの治療や通院が続く中では、体調への不安や「出先で何かあったら」という心配から、簡単には踏み出せないことがあります。
「スマイルスマイルプロジェクト」では、そんな子どもたちとご家族の「行きたい」という思いを叶えるため、医療者が外出や旅行に付き添い、事前に主治医とも連携しながら、安心して過ごせるようサポートしています。
医療を届けることだけでなく、その先にある「家族で笑い合える時間」や「子どもらしく夢中になれる時間」に寄り添うことも、ジャパンハートが大切にしている活動のひとつです。
参加するお子さまの状況はさまざまです。治療を頑張ったご褒美として参加する子、次の治療への力にする子もいます。だからこそ、家族みんなで安心して笑いあえる時間には、特別な意味があります。

▲スマイルスマイルプロジェクトの過去の活動の様子
5組のご家族をお迎えして、いよいよスタート
イベント当日は、5組22名のご家族を、12名の社員ボランティアとともにお迎えしました。
集合場所では、お子さま一人ひとりの好きなキャラクターやモチーフをあしらった、社員手作りのウェルカムボードでお出迎え。到着した子どもたちが自分のボードを見つけると、指を差して笑顔を見せてくれました。
ジャパンハートの医療者によるメディカルチェックを終えたら、いよいよ館内へ。
「いくぞー!」「おー!」
元気な掛け声とともに、子どもたちとご家族の一日が始まりました。

▲イベントの最初、途中にはジャパンハートの看護師による健康チェックの時間を設けながら、安全面にも十分配慮して運営しました。
「やってみたい!」を思いきり楽しむ時間
館内に入ると、子どもたちはさっそくそれぞれがやってみたいお仕事体験へ。
ピザ作りに挑戦し、完成したピザを誇らしげに見せてくれたり、警察官のユニフォームを身につけて得意げに敬礼のポーズを決めたり。
夢中になってお仕事に取り組む子どもたちを、ご家族は写真や動画を撮りながら嬉しそうに見守っていました。


ボランティア社員は各ご家族と一緒に館内をまわり、お仕事体験の予約や移動、ごきょうだいの見守りなどをサポート。
時間が経つにつれ徐々に子どもたちとの距離も少しずつ近づいていきます。
体験中にガラス越しに手を振ってくれたり、社員と手をつないで歩いてくれたり。そんな姿に、社員にも自然と笑顔が広がっていました

そんな一日の中で、印象的な場面がありました。
ある男の子が選んだ、お花屋さんでのプリザーブドフラワー作りのお仕事。
弟たちが黄色いお花を選ぶ中、その子が選んだのはピンク色のお花。帰り際、そのお花はお母さんへのプレゼントだと、担当のボランティア社員にそっと教えてくれました。
別のお仕事では弟たちに体験の順番を譲り、自分のお仕事ではお母さんへのプレゼントをつくる。
何気ないやりとりの中から、ご家族がお互いを想い合う姿にもたくさん出会った一日でした。
最後にかけてもらった「一緒に写真を撮りたい」
楽しい時間はあっという間に過ぎていきます。
帰り際には
「すごく楽しかった!」「ありがとう!」
と声をかけてくれる子も。
最初は少し距離のあったお子さまが、最後に
「一緒に写真を撮りたい」
とボランティア社員に声をかけてくれる場面もありました。
姿が見えなくなるまで、お互いに何度も手を振って、イベントは無事に幕を下ろしました。

一緒に過ごした社員が感じたこと
今回、オルビスからは社内公募で集まった12名の社員がボランティアとして参加しました。
一日を振り返る言葉からは、子どもたちやご家族と過ごしたからこその、さまざまな気づきが見えてきました。
「支援は一方通行ではありませんでした」
お子さまやご家族の何かお役に立てたらと思い参加しましたが、実際にはこちらがたくさんの笑顔や元気をもらいました。実際に子どもたちやご家族と関わることで、支援は一方通行ではないのだと実感しました。 |
「お子さまだけではなく、ご家族にも目を向けるようになった」
これまで寄付や支援には参加してきましたが、ご本人だけでなく、ご家族へ目を向けることの大切さに今回の活動を通じて気づきました。 |
「何か大きなことはできなくても」
ジャパンハートの「心を救う」という言葉が印象に残っています。何か大きなことはできなくても、自分にできること、周りの人への接し方ひとつでも変わることはあるのかもしれないと思いました。 |
寄付をすること。現場で誰かに寄り添うこと。まず、活動について知ること。
子どもたちやご家族と過ごした一日は、さまざまなかかわり方について考える時間にもなりました。
この一日を支えているもの
今回のイベントは、オルビスからジャパンハートへお渡ししている寄付金を活用して開催しました。
参加するご家族のチケットや交通費をはじめ、安全に、安心して一日を楽しんでいただくためのさまざまな費用に活用されています。
そして、「ORBIS ペンギンリング プロジェクト」を通じて皆さまからお寄せいただいているポイント寄付も、ジャパンハートの活動を支える大切な力になっています。
「1ポイントだけで何が変わるのだろう」
そう思うことがあるかもしれません。けれど、お一人おひとりから寄せられた想いが集まることで、医療者が付き添う外出が実現でき、子どもとご家族が安心して過ごせる時間につながっていきます。
寄付の先にあるのは、医療や物資だけではありません。
やってみたかったことに挑戦する時間。
家族みんなで笑い合う時間。
そして、その日のことを後から一緒に思い返せること。
そんなかけがえのない時間を届けることも、ジャパンハートが大切にしている活動のひとつです。
▼ジャパンハートへのポイントの寄付はこちらから(手続きは約1分。1ポイントから寄付できます)
▼ポイント寄付の手順はこちらから
9月、知ることから始まる支援
9月は「世界小児がん啓発月間」。小児がんへの理解と支援の輪を広げるための期間です。この記事が、小児がんと向き合う子どもたちと、そのそばで日々をともにするご家族を知る、ひとつのきっかけになれば嬉しく思います。
ペンギンリング プロジェクトではこれからも、パートナー団体、そしてお客様とともに、子どもたちとご家族の毎日に寄り添う活動を続けていきます。


